地合いがよかった2023年。それでも投資で勝てない理由を振り返る。



ウォーレンバフェットの商社株買いや、円安の影響で調子が良かった日本株。
ロイターの記事では28.2%の上昇率だったそうだ。


もちろんこれを読んでいる方々は同様の成績だったと思う。でしょ?ん?(煽り



こんなに良かった市場でも勝っている人もいれば波に乗れず負ける人もいる。
それは取引しているタイミングも銘柄も違うから。

なんで負けちゃうんだろ?ね……。



様々な著書から負ける理由を学ぼう


数々の投資の名著にある、耳が痛い、心をえぐる負けるパターンをおさらいしよう。
勝つために。





取引頻度が多い人


頭ではわかっていてもできない長期投資。



よく出てくる「最も成績が良かったのは持っていることを忘れていた人と、亡くなっている人」。
これはちょっと語弊があって、上がり続ける株は一定期間上がり続け、下がる株は下がり続けるのが一般的。


例として下記の銘柄は一時ブームになったけど、大きい変化がなければ難しい銘柄。



株探より引用





一定の需要、シェアがある銘柄は経済の流れに左右されながらも、物価上昇に伴って上がり続ける。

株探より引用




日本も近年はあからさまに物価上昇が話題に上がるけど、自動販売機のドリンクや税金を見れば緩やかに物価は上がっている。


優良な銘柄を長期で持とう。
バフェットさんも言ってるし。






チャートに左右される人




自分の許容範囲を超えた金額を市場に入れ込み、日々のチャートの左右されてしまう。

上がっている銘柄に飛びつき、調子が悪くなると手放してしまう。


どんな会社にもちょっとした浮き沈みはあるもので、停滞が続くときもある。

強い銘柄やインデックスに投資している場合は、停滞する期間に追加投資をすることで後の値上がりに備えることができる。



現金を残しておけるのは我々個人投資家の特権でもある。

イナズマが輝くときに云々ってやつですね。




感情的に取引してしまう




自分の直感や予想に全振りして取引する人。

「有名投資家は予想して稼いでいるやんけ!」という声が聞こえてきそうだけど、THE 正論。
しかし、あなたはその有名投資と同じ時間を費やしていますか?と。同じ知識量を持っていますか?と。

市場には草野球やマイナーリーグは存在しない。僕たちはその有名投資家と対峙しているのだ。
書いていて自分でも怖くなってしまったけど、これはTHE 真実。(二回目

期間をかけた自分の予測があっていることは信じたい。これはしょうがない。
しかし、古い情報からの予想だったり会社の状況が変わっていたりする。

状況が変わり、チャートに変化が出ていても方針が変えられないことはよくある。
有名投資家のテ〇タさんも個別取引の勝率は6割程度らしい。





休むも相場






やり手の投資家がよく言う「打診買い」。


これは銘柄の値動きの様子を伺い、上がれば追加、下がれば撤退して買うタイミングをうかがうというもの。

大きなロットで入れる大金持ちならできるだろうし、そもそも買わなくてもチャートは観察できる。

資金に余裕があればこれはできるかもしれないけれど、損切りの回数は少なくしたいし初動が出てからでも遅くはない。
強欲は身を亡ぼすので「頭と尻尾は くれてやれ」の精神で行こう。


しっかり市場を観察。いい地合いをまって買えばいい。
FXなんかでよく言う、「ポチポチ病」。

怖い怖い。



自分の予想と希望を混同してはいけない



自分が自信をもって買い付けた銘柄。十分に調べて上がっていくと予想した銘柄。
その時間を無駄にはしたくないし、正しかったと信じたい。


だけど、それだけでは自己満足でしかない。  

あくまでも相場の中での需要と供給が大事。
僕たちは見えない誰かと戦っている。


結果は目の前のチャートがすべて。
いくら業績が良かったとしても買われなければチャートに変化はない。

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