7269スズキの今後を観察していこう




年初来30%弱ものの値上がりを見せた7267本田技研工業、7203トヨタの15%近い増配発表で色めき立ったと思えば米国から年初からの自動車関連株。
次に来るのは「小さな車、大きな未来」7269スズキなんじゃないかな?と思ったりしている。

この記事のURLを見てもらえればなぜスズキに注目しているのかわかってもらえると思う。

そんな銘柄、7369 スズキを観察していこうと思う。



日本国内よりも海外。というか、インド。



自国内だけで伸びていくにはちょっと元気のない我が国、日本。GAFAMのように強い企業は海外売上の伸びがキモ。







スズキの販売台数は2:1の割合で海外が多い。海外というかインドに特化しているのは有名。

インドに進出したのは1981年。インド政府との合弁会社から歴史が始まる。
当時のインドは発展途上の最たるものなので、相当な賭けだったんじゃないかと思う。
その甲斐あって、今では大きい参入障壁を築けているのではないかと思う。


自動車以外の企業でも外国企業と言えばスズキ以外に現地のシェアを持っている企業は少ない。

現地での企業イメージを知るための記事を見つけたので参考に貼っておこうと思う。


スズキが無謀と言われたインド進出で成功した理由 |法人のお客さま|NTT東日本
NTT東日本が運営するビジネス情報サイト「BizDrive」


従業員を見下さなかった…インドでスズキ車が溺愛される理由 | 幻冬舎ゴールドオンライン
インドは中国に次いで世界第2位の14億人の人口を誇る。豊富な人口に加え、平均年齢が27歳と中国より10歳若く、中国経済が減速する中、インドの本格的な成長が期待されている。今後、インドは世界市場の「最後の成長のエンジン」となれるのか。日本企業は成長の果実を得ることができるのか。本連載はグルチャラン・ダス著『日本人とインド...






インド現地でのシェア



インドでの現地法人スズキ・マルチ・インディアはシェアが驚異の43.4%を誇る。
もともとはインドの国営に近かったが、出資率を上げたことにより今となってはスズキが主導権を握っている。

また、出荷台数ではそれほどインパクトはないが、パキスタンで44.8%、ミャンマーでは43.1%。さらに恐ろしいのはブータンで59.6%にもなる。





しかし、近年では現地のタタモーターズやマヒンドラ&マヒンドラ、韓国のヒュンダイが好調であることが影響し、若干ではあるがシェアを落としてきている。
が、依然としてつよつよであることに変わりはない。









EVへの取り組み



活発ではないがEV車にも取り組んでいる。正直、あまりEVの印象は強くないが。

インドにEVをとは言っているものの、現地の発電が安定していないのであきらめてください。お願いします。
インド政府も「四輪車で3割、二輪・三輪の8割」をEVに移行と発表しているがやめてください。足元見てください。

と言うのは、インドは電気の安定供給ができていない。停電も珍しくないと聞く。
昨今の流行なので、ガソリン車だけでは印象は良くないのでやっている程度ではないかと思う。








今後のスズキ



人口減少傾向にあるもろもろの先進国にくらべ、インドはこれからも人口は増加傾向にあるといわれている。近年の傾向が続くのであれば、2023年中に中国を抜き、14億3000万人に到達する勢いだ。
また、平均収入も上がっており、自動車購入できる世帯も増加するとみているアナリストは多い。
実際、2022年の自動車販売台数は日本を抜き、中国・米国に次ぐ世界第三位の400万台を超えるようになった。




人口と比例してインド経済が発展することに勝負をかけているようで、来期は自社の投資に励むようで5.9%の収支現役を発表している。









まとめ



相変わらず強さを持った商圏のインド次第。ちなみにホンダ・トヨタはアフリカの進出に力を入れていくそう。株価の上昇で言えば、すでに大きいトヨタより、東南アジアでも大きいシェアを持っているホンダが強いという印象。



そして、スズキにとって最大の懸念材料はインドの対外政治情勢と、高所得者の海外流出。
せっかくのエリートが海外に行ってしまっては他社に目を奪われてしまうし、自動車を買える層が逃げてしまうことになる。


あれ?ちょっと日本に似ているかな?


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