証券会社に迷う~最強なんてなかった



2024年まであと半年。新しいNISAの対象投資信託銘柄が発表されて、いよいよ感が増した昨今。

証券口座をつくっていなかったのんびりニキも、NISA口座を設定していなかった個別株ストロングスタイルおじさんもそわそわしてきたことだろう。


オンラインで株取引ができるようになって20年近く過ぎた昨今、取引設定する先の証券会社選びも複雑になった。


口座を作ったころに戻って口座選びをしてみようと思う。



選ぶポイント


NISA、iDeco口座を設定できるか


そもそもの話。

一時期大量に増えたモバイル証券。これらにはNISA、iDecoを設定できないところが多い。

また、最近ではLINE証券が野村証券に統合、ネオモバイル証券はSBI証券と併合されるなどブームの衰退とともに変化が現れた。

長期投資をする前提でお金を入れる先は盤石でなければならない。
ある程度規模が大きい証券会社でなければ安心してお金を預けることは難しい。






口座開設数では以上の図。

これは個人の口座が増えたということだと思う。

店舗型の証券会社だけだったときは手間がかかり、営業時間内に行かなければならない。

とてつもない富豪や企業でないならネット証券がいいよね。





やっぱり古くから幹事証券会社になっているところは強い。

グループ系が多いけど運用事業の多角化なので内容的には問題なさそう。

頻繁に取引するわけではないiDecoには大手かつネット注文ができるところも見逃せない。



取り扱い銘柄


これは銘柄の量で見てはいけない。

例えばネット証券大手の二強で比べる。人気のeMAXIS slimシリーズ、SBI証券では買えるけど楽天証券では買えない。



もっとも大切な手数料を比較したい。ここでは全世界株(MSCI)指数を使った投資信託のなかでSBI、楽天各々のオリジナルと大人気三菱UFJ国際投信のeMAXIS slimシリーズを比較。


買い付け手数料はもちろんノーロード。毎年(月割り)でかかる管理手数料が楽天が若干高くて1.7倍。

しかも楽天のiDecoでは取り扱い銘柄の中では楽天オリジナルよりレオスのDCの方が安い。

楽天証券のiDeco口座にもかかわらず他社の商品の方がお得なこともあるので銘柄選びは大変重要。


少々ディスって申し訳ないけれど、楽天証券の改善に期待したい。



付随するサービス


iDecoは選定銘柄に選ばれるのは非常に厳しい。NISAは銘柄が多く、選定の手間が大きい。

そこで実際の取引にまつわるところを見ていこう。

UI


UI(ユーザーインターフェイス)。要は画面の使いやすさ。

ここではネットで取引できる証券会社に限定してしまうが、株価のチェックや発注に手間取ってしまっては日々のストレスになってしまう。



ここは断トツで楽天証券一択。

慣れれば問題なしという声は多いけれど、そもそも慣れないと使えないっていうのはアレ。

自動積み立て設定までたどり着けなくて挫折してしまっては残念極まりない。



究極の福利。投信保有ポイント。


これはもうヤバ過ぎる。過去記事でも書いてしまったが、クレカでNISA口座に積み立て(ココ)、投信を保有する(ココ)。

持っているだけでポイントがもらえて、もらったポイントで投信が買える。

永久機関が完成しちまったのである。

これができる中で注目の証券会社はSBI証券とマネックス証券だ。

また、SBI、マネックス双方で発行しているクレジットカードで買い物してたまったポイントでも投信が買えてしまう。


一方、ポイ活で人気の楽天証券は楽天ポイントで個別株も買えてしまう。

一般人でもらえるポイントでは個別株を買えるまで貯めるのは難しいけれど、使い道がある。

おすすめなのは新しく始まった「かぶミニ」で、株式分割された日本電信電話(NTT)を買ってしまおう。2023/7/2現在、一株170円で買えてしまう。


普段はレジで出すのが面倒なポイントカードの破壊力を堪能していこう。



手数料


2022/11/14、SBI証券から国内株式の取引手数料無料化を宣言した。



ネット証券、事業に転換点 最大手SBIが手数料無料化(共同通信) - Yahoo!ニュース
 インターネット証券最大手のSBI証券が、9月末までに国内株式の売買手数料を無料にすると表明し、手数料収入を柱としてきたネット証券の事業モデルが転換点を迎えている。他社はSBIへの顧客流出を警戒する



証券会社は手数料がないと運営が成り立たない。一般NISAが始まってそろそろ10年、つみたてNISAからは5年ほどになるが2015年8月に96.64兆円だった投資信託の売り上げが2023年5月末で175.97兆円にまで伸びている。


これらの管理手数料だけで運営できるのかはかなり疑問なのでそのうち撤廃される気も……。


しかし、銘柄を選ぶように証券口座のお得情報をチェックするのも大切になってしまった。(忙しい)


まとめ


それぞれの投資スタイルに合わせた証券会社を選び、用途で使い分けるという答えじゃない答えにたどり着いてしまった。


NISAでのクレカ積立・個別株投資 SBI証券。

株価チェック・ポイントで単元未満株積立 楽天証券。


というところだろうか?

もう証券会社を使っていてNISA、iDecoを設定している人は入金金額を強くするための自己研鑽に励めばいいんじゃないかな?っていうメモ。



2023/8/29 追記



sbi証券が国内株式をポイントで買えるサービスをはじめましたよ。っと。

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