2024年からのNISA改正などの国策の後押しもあり、さらに盛んになってきた投信積立。
少額から投資ができて市況の勉強にもなり、初心者からでも気軽に取り組める資産運用。
証券会社は株式の取引手数料だけでなく、iDecoやNISAの口座管理手数料が収益源になっている。
つまりは、口座数が商売のキモということ。
国民の投資意欲がわいている今年は各証券会社のかき入れ時。
なので、各社はポイントという餌を撒いて我々の気を引こうと絶賛キャンペーン中。
こんなムーブメントを見逃してはいけない。
証券会社で取り扱う商品は国内外の上場株や販売されている投資信託。
どこで口座を開設したとしても「買える商品」はほぼ同じ。
一般的にNISAのような握力重視の長期投資では個別株での運用より、ある一定の基準で選ばれるパッケージ=投資信託への積み立て投資が有利と言われている。
その基準とは米国の優良企業株であったり世界の優良企業、日本の上場企業をイカした順に、イカした割合でまとめてしまおうというもの。
投資信託は好みや流行ではなく実績で選ばれた優良株を集めた夢のような商品なのだ(一部を除く…)。
よほどの暴落やバブルでもかに限り大きく動くことはなく、せいぜい年利数%と言われている。
なので、振れ幅(ボラティリティ)が小さいため、長い期間をかけて運用することが前提とされている。
投資信託をクレカで買うとポイントがたまる!?
上記で書いたNISA改定前の各証券会社のキャンペーンがアツい。
なんと、投資信託の購入でポイントがもらえてしまうという事態が発生している。
堅実的な運用実績である投資信託の利率が年間5%だったとしよう。
そこにクレカ積立のポイント還元が1%増えたとすると……
20%も利益が増えてしまう……!
これはまずい。健全な商品を買うだけでポイント還元の恩恵まで受けられる。
2024年まであと少し。
しっかり恩恵を受けられるように大手ネット証券3社のポイント還元率、購入方法をを見てみよう。
SBI証券
まずはネット証券№1である「SBI証券」
こちらは提携する三井住友ナンバーレスカードでの積立で1%還元。さらに手に入ったポイントでも投資信託が買えてしまう。
複利に複利が載ってしまう。恐ろしい。
ゴールドカードなら年会費がかかってしまうが、年間100万円の決済で翌年からの会費が無料。(条件が変わるのでHPを参照)
そしてポイント還元率も上がる。恐ろしすぎる。
さらに、対象のコンビニや飲食店でもポイントがたまってしまう。
日々の買い物をクレカ払いにするだけで投資信託が手に入る。
また、嘘のような話ではあるが、SBI証券の口座で投資信託を持っているだけで毎月最低でも0.2%のポイントが受け取れる。正気の沙汰じゃない。
楽天証券
次はネット証券第二位の「楽天証券」
自社発行の最強クレカ「楽天カード」での還元率は0.5%。若干、残念に思うかもしれないが、ちょっと待って待ってほしい。
楽天カードから楽天キャッシュにオートチャージ、楽天キャッシュで投資信託を購入すれば還元1%になる。
また、国内ECの覇者である楽天グループのサービス「SPU」を使えば得られるポイントはうなぎ上り。
なんと最大で「16倍」。何かの間違いではないのかと疑ってしまう。
こちらも無理に買い物するのではなく、日用品をキャンペーン対象の日にまとめ買いするだけで達成可能。
手に入ったポイントは投資信託だけでなく、国内外の個別株購入にも使えてしまう上に、2023年4月17日からは一株から買える「かぶミニ」というサービスも始めてしまった。やばい。
楽天証券での投資信託保有ポイントは一定金額達成時に一度きり。
ECサイトの利用での還元率に破壊力がありすぎるので利用状況しだいではチートすぎる。
楽天さん、大丈夫か?(皮肉
うんちょっと大丈夫じゃないみたい。
2023年の中ごろからぞくぞく改悪中。だけど楽天モバイル持っていれば高還元。
マネックス証券
最後に国内ネット証券第三位の「マネックス証券」
こちらも自社発行の「マネックスカード」での積立で1.1%。
あれ?最強かな?
積立投資、日常利用で使うのならここ一択。
街での買い物、積立での購入。どちらにも同様のポイント還元がある。
投資信託の保有ポイントは銘柄により最低0.02%。
ここのウリは米国個別株。ドル円の為替手数料が三社の中で最安。
↑為替手数料無料が進んできたのでどうするマネックス。
米国個別株に興味がある人はマネックス証券から始めることをお勧めする。
NISA改正にあわせてか、NTT、イオン銀行と競合。
通信の大手と小売りの大手の力で日常の買い物に対するポイント還元強化へ踏み切るだろうか?
要観察。
まとめ
トレードには才能や運、観察眼が必要。将来は誰にもわからない。
人生を株式投資に捧げても、インデックス積立にはそうそう勝てないというデータもある。
勉強やチャートの観察に時間を使うよりもくもくと積立、さらにポイントを再投資。
実はこれが一番の正解かもしれない。
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