8593 三菱HCキャピタル を観察していこうと思う。
ダイヤモンドリース→UFJセントラルリース→三菱UFJリース→三菱キャピタルと日立キャピタルが合体。
今に至る。
日立は少しづつ持ち株を手放している模様。なので、元の三菱UFJリース、もしくは三菱キャピタルに社名が変わるかもしれない。
コーポレートスローガンは「Voyager to the Frontier」。最先端への航海者。
かっこよすぎ。
ライバル企業としては
みずほリース
リコーリース
オリックス
東京センチュリー
などがあげられる。配当目的の個人投資家ならどれも聞いたことがある銘柄ではないだろうか。
控えめな値動きと買いやすい株価、2024年のNISA改定や大手ネット証券で1株から買えるサービスを生かしてこれからさらに人気が出ると予想している声も多い。
近年の動き
2021 インターナショナル(海外コンテナリース事業者)買収
2022 不動産融資 ダイヤモンドアセットファイナンス(不動産融資) SBIHDへ売却
2023年
ジャパン・インフラストラクチャー・イニシアティブ株式会社(インフラ技術・設備の海外輸出)吸収合併
センターポイントデベロップメント(倉庫管理 運営 物流施設)子会社化
などなど。収益チャンネルを増やし減らし、業績拡大のため試行錯誤している模様。
僕たちがスクリーニングで使うような「毎年増収増益!」なんてずっと同じことしていては達成できないのだ。ほんと、ありがとうございます。
連続増配24年を誇る日本有数の人気配当銘柄。普通の営業では達成できないのかもしれない。
分類セクター
東証が示すセクターでは「その他金融」に分類されるけれど、
その他
ってなんじゃろ?ともう方もいると思う。
ざっくりではあるが説明させていただく。理解したうえで投資していただきたいと思う。
業務内容
ライバル企業の社名にもあるが「リース」とはなんぞ?レンタルとは違うんかと。
リースとは、借り手が求めるものを調達することから始まる。比べてレンタルは手持ちの中から選んでもらい、借りてもらう。
また、リースは比較的に長期でレンタルは短期。レンタカー・カーリースの違いで考えるとわかりやすいのではないかと思う。
そして、上記のあげた通り、収益チャンネルを増やしていっている今はたくさんのサービスを展開している。
BtoBの資金融資からエネルギー、陸海運のコンテナ事業など。
一貫して爆益というよりは、日々収益を上げていく手堅い業種が多いように見える。
地道に収益を上げていく業務だからか、上に描いたような手堅い値動きをする銘柄なのだと思う。
気になるところ
現金がちょっと弱い
リース業だからか、フリーキャッシュフローに若干不安がある。
内部留保が多いと指摘されることが多い日本企業。
これはリコーリースやオリックスでも似たような傾向なのだけれど、気に留めておくといいかもしれない。
まとめ
株といえば「日々のチャートとにらめっこ」のようなイメージを描いている人は多いと思うが、四半期ごとの開示情報にさらっと目を通しながら、長期で付き合っていける銘柄ではないかと思う。
一株積立や改正後のNISAに組み込む銘柄として一考の価値がある会社ではないだろうか。
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