40代からの格闘技~他人と比べるのはほどほどに


40代といえば仕事も軌道に乗っていたり、子育ても佳境。
人生のまったり期な人が多いのではないだろうか。

そんな時期に新しいことを初めてみるのはどうだろう。

その「新しいこと」というのが何も格闘技ほど激しいものにするのはどうかと思うけれど。。。


「まんねり」には新しい刺激を


「何か新しいことを始めたい」「運動不足を解消したい」「ストレスを発散したい」
「つまらない日常に刺激が欲しい」

40代のまったり期を打開したいひとにとって、日ごろの運動不足は悩みのタネ。
代謝も落ちてくるしあちこち痛い。

老いにあらがうための体を使った趣味として、格闘技は魅力的な選択肢の一つかもしれない。

RIZINをはじめとして最近話題の格闘技。

おじさんだってかっこいいファイターの真似事をしたいんだよ!


45歳でジムに入会した僕が、そんなおじさんの願望をかなえるためのポイントを上げていこうと思う。



自分にあったジム選び



「40代にもなった自分を格闘技ジムは受け入れてくれるだろうか……。」


大丈夫。

格闘技ジムと言えども客商売。
こちらは客だということ。みんなやさしい。

ジムを選ぶといっても我々は初心者。
選ぶ基準すらわかっていない。

なので最低限として以下のポイントを
・キックボクシングや柔術など、やりたい競技のクラスはあるか

・そのクラスは自分の生活サイクルと合っているか
・ジムは通える場所にあるか


まずは、ボクシングがやりたいのに柔術の道場に通ってもしょうがない。

これはごもっとも。書かなきゃよかった。

会社帰りや休日にクラスがないとお話にならない。
これはジムのホームページにクラススケジュールが載っているはずなのでそこで確認しよう。

最後が見落としがち。

「有名な選手とトレーナーがいる!頑張れば通える!」
逆に言うと、頑張らないと通えないのはNG。

モチベーションの維持が難しいし、そもそも楽しくない。
練習時間の確保や移動時間がもったいないので、行動範囲内のジムを選ぼう。

ジムを選んだら体験レッスンで雰囲気を感じに行こう。
百聞は一見に如かず。


無事に入会できたらフィットネスクラスや一般会員クラスと呼ばれるやさしい空間があるのでまずはそこから始めよう。

そこには女子会員や運動不足解消目的の若者場ばかり。
40代どころか50代だって珍しくない。

ジムに慣れるまでは人それぞれだけど、そこは同じ目的と趣味を持った人たちの集まり。
ここは格闘技ジム。
合わない人がいたとしてもそいつより強くなって黙らせよう(暴論。




体力・健康状態の把握



大事なこと、基本のことなので何度も書く。
40代になると、若い頃に比べて体力や筋力が低下し、体の柔軟性も失われがち。
まずは、自身の体力・健康状態を正確に把握すること。

まだまだいける、楽しいからどんどんジムに行きたい。

気持ちはわかるが、とにかく長く続けることを目標にしよう。

ケガをすれば痛いし、仕事にも支障が出る。何にしろテンションが落ちる。


技術や体力は短時間で手に入るわけではないので、トレーニングの強度はほどほどにしなければいけない。
ならばトレーニングの回数と期間が重要。
ケガやコンディションは大事。まじで。

トレーニング後のストレッチやケアも大事。
アスリートのやっていることってホント大事なんだなと思う。





自分にあわせたトレーニング



いきなりハードなトレーニングをするのは危険。
忘れるな。ジムに入会したからといって若返るわけではない。

まずは、無理のない目標を設定し、徐々にレベルアップしていくことが大切。

ひとつ前と重複しているようで少し違う。
体調管理と同時に自分のレベルも知っておこう。

ネットで見たトレーニングを試してみたくなる気持ちはわかる。あるある。
だけど、モニターに映る憧れの格闘家は何年もかけて身体を作り、その身体だからこそできる練習がある。
自分のレベルにあっていないトレーニングはケガを招くこともあるし、そもそもこなせない場合もある。

いきなりスパーリングやっちゃて気を使わせたり、反応できなくてばっちり殴られちゃったりね。

ステップアップを兼ねて目標設定をするのもおすすめ。

短期目標として「ジムに通う回数をまずは週1回、3ヶ月続ける」とか、「ディフェンスを覚えてスパーリングクラスにでる」などなど。

ジムのトレーナーさんに相談して「あのクラスに出たいです。足りないところをおしえてください。」とか聞いてみるのは大事。

足りないところを克服する目標はモチベーションにつながるので非常にお勧めしたい。
というかマスト。





他人と比べない



若者がいて、先輩方もいる。
女性もいるし、強烈なバックボーンを持った会員もいる。

良くも悪くも自分は自分なので、良くも悪くもマイペースで。

技術や体力は人それぞれなので、トレーニング内容や強度は千差万別。
他の人にあわせたり比べる必要はない。

うまい人たちがやっているトレーニングに憧れても少しの辛抱。
数年後にそこへたどり着けるようにがんばることが大事。

自分のためにも偉人の名言で締めておく。


・小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道 ~イチロー

・下手くその上級者への道のりは、己が下手さを知りて一歩目 ~安西先生



結論


格闘技=怖い、格闘技=若者だけもの。というイメージを持っている人は多い。
実際にジムに行ってみると年齢層の広さに驚くと思う。

実際にはずっとあこがれて突然始めた人がいたり、マシントレーニングに飽きたっていう人もいた。
ほかのスポーツにも言えることだけど誰しもがプロになれるわけじゃないし、プロを目指さないと続けちゃいけないわけじゃない。

まったり気長に自分の成長を感じながらトレーニングすることで、人生が華やぐのはとてもいいことだと思う。

おじさん達よ れっつ ふぁいとー

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